2012年03月25日

手について

こんにちは。アロマテラピーの学校の中安です。

先日、何もしない手(手に仕事をさせない)について取り上げたのですが
今日は、何かをする積極的な手です。

感覚には受容的な感覚と能動的な感覚があります。
ぼんやり何かを聴いているときや
感覚が訪れるのを、そのまま受け入れるときは受容的です。

反対に、これは何だろう!と思ったり
もっとよく聞こえるように耳を傾けたり
もっと感じようと一歩踏み込んでみたり。

何かを積極的に感じようとする時は
単純に感覚器だけが、働くのではなく
全身がひとつになって働きます。

たとえば
耳を澄ます。
目をこらしてよく見る。
舌鼓もある意味で、積極的感覚の仕草でしょうか。
そのとき感覚と運動がひとつになって働きます。

手で感じるときも同じです。
ただ手を置くのではなく
もっと積極的に、ここに何があるんだろう!
これって何?と思って、触れる時は、全身が動きます。

そのとき体も動くし、手も動く
手は体の形や組織の質感をもっと感じようと
体を使って大きさや形、柔らかさを変えます。

というわけで
何もしない手は、実はすごくしています。
何もしないことをしつつ、何かをする感じです。

それではまた
posted by mothersoffice at 21:49| Comment(0) | タッチング&トリートメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする