東京は昨日の雨から一転、すかっと晴れて暑い一日になりました。青葉が活き活き、きらきらとしてとてもきれいです。庭のハーブも一日毎にぐんぐんっと大きくなります。生命力に満ちあふれたいい季節ですね。
この季節になると、2年前に湯河原で過ごした2週間を思い出します。エサレンマッサージ資格認定コースの前期講習合宿が、2週間、湯河原で行われたのです。
全国から集まった、総勢20名の経歴もバックグラウンドも異なるメンバー。ほとんど施術の経験がなかった私は、はじめのうちはどきどき緊張したり焦ったり…。
そういえば、申し込みをするときも「まだ私には早いんじゃないか」とか「ついていけるんだろうか」とか「料金の価値があるんだろうか」とかさんざん悩み、でも「きっと今年受講しなくても、来年また同じことを悩むはず。それだったら今年受けよう!」と、ひょいと清水の舞台から飛び降りてしまったのでした。
合宿中、大勢のメンバーの中で、心がザワザワしたり、自信がなくなってしまったときは、よく合宿所の近所の神社へひとり散歩へ行きました。ここがとっても落ち着くのです。鮮やかな緑の木々と、しっとりとした土の香り。今の季節に湯河原を思うのは、この時に嗅いだ香りを思い出すからかもしれません。
その2週間後には、申し込みをしたときに感じた不安は全部きれいに吹き飛んでいて、まるで何年も前から知り合いだったかのような仲間ができ、ノート2冊にメモされた新しい学びを得、胸に芽生えた小さな自信をお土産に、離れがたい気持ちで湯河原を後にしました。
もうそろそろミカン畑には白い花のつぼみがふくらみはじめているのかなあ
