今回もトレガーアプローチというボディワークのことですが、このなかには体に触れることの根元的なテーマがあります。
なぜ根元的というかというと、このワークを経験したことは僕にとってとても大きな体験、またはとても分かりやすい体験だったからです。
僕はマッサージやボディワークがとても好きで、いろいろなテクニックに出会って、それぞれの素晴らしさに触れ、親しむことができました。
だからトレガーだけが素晴らしい何かを持っているという訳ではなく、たまたま僕に分かりやすい方法で示してくれたと思っています。
さてその素晴らしいこととは「つながること」という体験です。マッサージやいろいろなトリートメント方法、ボディワークのなかでいつも「つながること」は大きなテーマです。
僕はその「つながること」の体験を具体的な「現れ(現象)」のなかで受け取りました。
それは「重さを量ること」、「形を明らかにすること」、「動きを受け取ること」です。人間であってもそうでないものであっても、重さと形と動きを受け取ることでそのものを知ることはできると思います。
知ることはそのまんま「つながること」です。セッションの受け手のコンディション、心持ち、重さ、形、動きをただシンプルに受け取ること、何も判断せずにただそのままを受け入れる瞬間、そこにマッサージやボディワークの面白さ、変容の大きな意味があると思います。
トレガーアプローチはとてもシンプルな方法で受け手の体を感じ、それを知る方法です。一般にはロッキング(体を揺らす技術)として知られていますが、揺らすことは重さが移動すること、重しの部分と全体がつながること、形が1つになって動くことです。
こんなすごく面白い体験をみんなと分かち合いたいと思いました。今日はトレガーの視点から「つながること」をブログしてみました。
それでは