中野通りは桜、桜、桜です。
暖かい日が続いたこともあり、一時間ごとに開花が進んでいるようです。
3月から4月にかけて、アロマテラピーの学校のスクール説明会を何度か担当しました。
そのなかで僕たちが学校を始めるきっかけになったことや
自然療法としてのアロマテラピー、植物の観察、精油のイメージワークなど
この学校を構成しているいろいろな要素をすこしずつお話しました。
そこで思わずでた言葉が「感覚教育」です。
アロマテラピーの学校で授業を担当していると(僕の場合はボディトリートメント実技が多いのですが)
授業中にみんなの身体感覚が目覚めるてくる瞬間があります。
学校に通う動機は、アロマテラピーのことを知りたい、ボディトリートメントを覚えたい、資格をとりたいなどが主なものですが
そのなかでなぜアロマテラピー、なぜボディ…と思ったとき、そこにでてくるのは
嗅覚と触覚という2つの感覚です。
今の世の中の情報伝達の手段は、ほとんどが視覚や聴覚によるものです。
インターネットはまさに、視覚と聴覚ですね。
そのなかで嗅覚と触覚はより肉体的な、原始的な感覚です。
そしてアロマテラピーはまさに嗅覚&触覚体験のセラピーです。
たぶんアロマテラピーに引かれる人は、そのことに気づいているのだと思います。
自分もふくめて嗅覚&触覚体験を深めたい、その感覚をもっと欲しい、もっと目覚めたい
そんな思いがあるのでしょう。
僕自身、20年以上もアロマテラピーやボディトリートメントの仕事を続けているのは
僕のなかに嗅覚&触覚体験への思い、共感、興味があるからです。
学校で授業をしてると知識や技術の提供だけでない、体験の深まりが起こる瞬間があります。感覚が目覚める瞬間です。
学校でみんなといっしょに学び、体験するおもしろさはそこにあります。
アロマテラピーを学ぶこと = 感覚教育
桜が咲き、4月もスタートしました。
やっぱり春は楽しいですね。