「僕は大人になっても
パパみたいな仕事はしないな」
がーん!
ということで、こんにちは。
長男にこう言われて心の俳句((C)さくら友蔵)を詠みそうになった三雲です。
フリーズしたパソコンに喧嘩をふっかけていたのがいけなかったのでしょうか。
よし、パソコンと喧嘩はしないぞ誓っていたら、
「あー、パパが○○君のお父さんだったら良かったのになー」
がーん!がーん
「パパの力コブ見せてー。あー。先生の方がすごい力こぶだな」
がーん!がーん!がーん!
「今度は××君のお父さんと一緒にキャンプ行ったら楽しいんじゃない?」
がーん!がーん!がーん!がーん!
「パパのパンツ、××君のお父さんと同じパンツだね」
がーん。。。。?あ、これはいいのか。
それにしても、9年間、手塩にかけて、
なんなら、コショウと醤油と日本酒大さじ1に、ハチミツと生クリームもかけて育ててきたのに。。。。
9年間も.......
9年?
むむ。そうか、これがいわゆるシュタイナーの言う「9歳の危機」ですね。
シュタイナー教育では、子どもは9歳の頃
「どうも、自分と親とは違うらしい」と気づくと言います。
それまでは、
どんな親でも、お母さん大好き!
こんな親でも、お父さん大好き!
お父さん、お母さんと僕は一心同体!
だったのが、
どうも、自分と親は「別の存在」らしい。
どうも、「他人」らしいと気づく時期です。
そのために、子どもは、親を否定したり、
他の親と比べたり、
自分の理想の親はもっとどこか別のところにいるんじゃないかと考えたり、
まあ、乱暴に言うと反抗期のような感じで、いろいろ試してくるのです。
その時期は子ども側も不安で、引き裂かれるような気持ちであるそうです。
(小学校3年生のとき、あなたはどうでしたか?)
ということで、どしんと受け止めてあげることが大事なのですね。
ところで僕は長男が生まれたときは、兼業主夫でしたが、
今思うと、宮川先生と出会って、
シュタイナー教育と出会って、心からよかったなあと思いました。
僕たちは、誰からも教育を受けずに、命を預かるプロ=親になる訳ですね。
大家族はもちろん、地域社会もゆるやかに崩壊している世代の「孤育て」。
例えば、急に明日からカポエイラの試合に出るように言われるようなものです。
(例えがわかりづらいですか)
でも、子どもの成長のリズムを知っていれば、親として心構えができます。
例えば、「子どもは模倣を通じて成長する」ということを知っていれば、
「お風呂に入りなさい!」と3歳児に無為な命令を出す必要はなくなる訳です。
自分が楽しそうに洋服を脱げば、子どもは楽しそうに洋服を脱ぎます。
自分が洋服をほっぽり投げずに、丁寧に洗濯カゴに入れておけば、
子どもも入れてくれます。
シュタイナー教育ではこう言います。
「あなたのふるまいや、表面上の行動だけではなく、
あなたの内面まで含めて模倣します。」
であれば、僕たち親がするべきことはわかりやすいですね。
(わかっていることとできることは全く別ですが)
そんなこんなで、以前からご要望の多かった
シュタイナー教育を交えた子育てについて、
宮川先生にお話しいただきます。
http://www.aroma.gr.jp/seminar/ikuji/index.html
シュタイナー学校の立ち上げにも携わった宮川先生は、
もともとは児童心理学が専門でした。
でも、シュタイナーに依存するでもなく、
あくまで宮川明子としての育児論を持っています。
シュタイナーは、「自由な教育」ではなく「自由への教育」を目指しています。
まさに宮川さんは実践している訳ですね。
.....と、書いているのですが、実はキャンセル待ちになっています。
できれば増設したいと思っています。
*ちなみにカポエイラの基本ステップはコチラです。