マザーズオフィスの梅原です。
フェルデンクライスメソッドのレッスンには、2つのスタイルがあります。
グループレッスンの ATM(Awareness Through Movement)
個人レッスンの FI(Functional Integration)
ATMは アロマテラピーの学校で、FIは アロマスフィアで行っています。
FIを受けてくださったかたのお一人が、レッスンの途中で「この姿勢はもうできないと思ってました」とおっしゃいました。
また別のかたは「膝を立てている角度がいつもと違うので、新鮮です。」とおっしゃいました。
仰向けで膝を立てたり、曲げたり、の何気ないことだったのですが、ちょっと驚いたようでした。
フェルデンクライス博士は
われわれは自らの自己イメージどおりに行動する
と言っています。
私たちの行動の仕方にはあるパターンがあって、それを繰り返しています。
脳が同じパターンで信号を出して指示しているのですね。
このメソッドでは、正しい動き方とか間違った動き方といったことは言いませんが「よい行動」の特徴の一つとして、
可逆性がある動きで、選択肢があるということ
が挙げられています。
いつでもそうしようと思えば戻れる、やめられる、やっぱりやれる、違うことをする…
習慣、癖といったものはパターン化した行動で、選択肢はなく、
脳の中のある部分はいつも働いていないし、ある部分はいつも興奮している、
という状態です。
いろいろなやり方を試して、何をどんなふうにしているか観察してみることで、
脳の中の働いていない部分と興奮している部分を、いつもと違う不安定な状態にしてみると、
脳が再編成されていきます。
動きを通して気づきます。Awareness through movement.
そして変化が生まれます。
自己イメージが変わっていきます。
膝の立て方でも、洗顔など日常の行為でも、いつもやっていることは、いつも同じやり方ではないですか?
いつものやり方以外に、2通りくらい別のやり方でやってみましょう!
いつもは何をどんなふうにしているのでしょう?
難しかったかた、ATMクラスにヒントがあるかもしれません〜
http://www.aroma.gr.jp/feldenekrais/index.html
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